2007年5月6日 星期日

楽天岩隈が復活の今季初勝利 (日刊スポーツ)










<ロッテ2-6楽天>◇4日◇千葉マリン
 楽天の岩隈久志投手(26)が復活の今季初勝利を挙げた。ロッテ戦に先発、8回途中で降板するまで被安打4の2失点に抑え、チームは6-2で勝った。昨季は右肩痛で出遅れた岩隈は、汚名返上を誓った今季も開幕投手を務めた後に右脇痛で離脱するなど調子が上がらなかった。田中、永井ら若手の奮闘する投手陣に頼もしいエースが戻ってきた。
 独特の美しい軌道を描く直球が、凡打の山を築いていった。楽天エース岩隈が、完全復活を証明する今季1勝をマークした。ウイニングボールを手にすると「良かった~」と安堵(あんど)の笑みを見せた。開幕直後に未勝利のまま離脱。右脇痛で27日間のブランクを経て、ようやく初勝利を挙げた。「長かったですね。チームに迷惑を掛けたので、これからローテーションを守り、1つ1つ戦っていきたい」と巻き返しを誓った。
 最速146キロの直球を軸に、千葉マリン特有の海風を利用し、変化球も効率良くちりばめた。5回までは1安打で15人で料理する圧巻の内容で、7回1/3を4安打2失点。「テンポ、リズムよく投げられた。それが憲史さんの満塁本塁打につながったと思う。次は完投ですね」。
 昨年泣いた右肩痛からの復活を目指し、オフから個人トレーナーの塩見氏と二人三脚でトレーニングを積んできた。テーマは常時150キロを投げる肉体づくり。3年計画で、リハビリ以上のトレーニングを敢行した。オフからのハイペースも手伝い、右脇を痛めたのは想定外だったが、復帰を信じ地道に再出発した。
 離脱の間には、田中、永井ら新人が台頭。「田中も勝ってますし、いい刺激になってますが、負けられない」とプライドをのぞかせた。この日は、05年開幕以来となる千葉マリンでの清水との投げ合い。球団創設1勝目を挙げた地でエース対決を制した。貫録の投球で岩隈が帰ってきた。【

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