2007年4月18日 星期三

楽天・田中、鮮烈な初勝利=攻撃的投球で13奪三振-プロ野球


2007年4月18日(水) 22時31分 時事通信
 立ち上がりのピンチで、楽天・田中のスイッチが入った。1回、多村の先制打に続き、松中に四球を与えて無死満塁。「こうなったら、仕方がない。一人一人抑える」と開き直ると、闘志が前面に出た。最速149キロの直球など攻めた小久保を手始めに、大村、ブキャナンと3者連続三振。「あれで、乗って行けた」と、野村監督は気迫の投球をたたえた。 


3月29日の初登板で2回途中KOされた強力ソフトバンク打線から13三振を奪い、ルーキーでは今季初の完投勝ち。話題の大物新人のプロ初勝利は、鮮烈だった。「マウンド上で相手を見下せるような、余裕が出たのが大きい」と、怪物ぶりがにじむようになってきたコメントが頼もしい。

 

「前回はスライダーがボールになっていたけど、ストライクで変化するようになった」とは、3三振を喫した松中。攻撃的な投球姿勢が、躍動感あるフォームと抜群のテンポを生んだ。


 「完投はおまけ。三振は自信につながるけど、勝てたことがうれしい」。地元仙台での白星に「最高です。最高の場所で初勝利を挙げられた」と声が弾んだ。入団当初の目標だった「プロ1勝」を4度目の登板で果たし、田中は次のステップに胸を躍らせた。

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