2007年4月20日 星期五

楽天初、鷹を3タテ!再チャレンジ組・朝井が7奪K、初勝利




図は楽天公式ネットより
2007年4月20日(金) 8時1分 サンケイスポーツ
 (パ・リーグ、楽天3-1ソフトバンク、6回戦、3勝3敗、19日、フルスタ宮城)チームの窮地を、チャンスに変えた男がいた。四回二死一塁。好投を続ける牧野の右ふくらはぎを、小久保のライナーが襲う。緊急リリーフの朝井はしかし、「初登板だし緊張はしました。でも、アウト4つとれば、勝ち投手だなって思った」と冷静だった。
 キャンプの紅白戦で打ち込まれ、オープン戦にも呼ばれなかった23歳の右腕は、別人だった。4回1/3を7奪三振。なんとソフトバンクを、球団初の3タテに沈める殊勲の今季初勝利だ。しかもフルスタ宮城で初の同一カード3連勝。球団最速21試合目での10勝到達のおまけまでついた。
 「資金力、カネで野球の勝負が決まるんじゃ、夢がないやないか」
 この3連戦前、野村監督は“格差球界”を嘆いていた。この日の楽天のスタメン10人の合計年俸は5億9750万円。ソフトバンクの松中5億円と多村9200万円で、ほぼ充当できる。努力と知恵で荒波を生き抜いてきた名将の、心の叫び。それに01年近鉄ドラフト1巡目の“再チャレンジ組”朝井が応えた。
 「まさかの3連勝。相手がソフトバンク、そこに意味がある。朝井は見事な球やった。牧野には悪いが、災い転じて福や」 
 野村監督は目を細めた。今季、名将はファンにメッセージを送った。『世の中を、あっと言わせてやろう』。予言ではない。願望でもない。仙台の桜は満開だが、若い楽天桜もしっかりと、小さいながらも立派な花を咲かせている。



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